ご挨拶

 このたび、皆さんの協力の下に第1回日本整形外科レーザー研究会を開催する運びとなり感謝の念に堪えません。本研究会の運営に当たり、自由な雰囲気のもとで各分野での問題点や課題について、医師のみならず参加者全員での活発かつ建設的な意見の交換会となることを願っております。そのため、まず皆さんの現状を口演の形でオンパレードとし、ナイトミーティングでは軽く飲食しながら各テーマについて皆さんの自由な発言を期待しています。翌日の講演についてはレーザーの基礎と安全についてを予定しております。また、総会に大きく時間を取りましたのは、97年に京都で開催を予定しておりますIMLAS'97(大会会長:小野村敏信)に向けて、本会としても研究発表を含み具体的にどのように参加して行くかということについて十分議論をしたい所存です。
 尚、整形外科領域に於けるレーザーの臨床応用は世界的にみても未成熟な段階でありますが、科学に基づいた真摯な取り組みによっては今後に大いなる発展が期待できる領域であると考えております。そして、今後の発展のためには、現場や基礎の医師のみならず、パラメデイカル、M.E、工学、化学および医療機器の開発メーカーなど各分野の相互協力により実現が可能になるものと考えております。今後、本会の進むべき方向は各領域での小さなセクショナリズムや権威志向に捕らわれることなく、広く情報交換の場となり、この研究会から新しい提案が世界に向けてなされて行くことができるようにと考えております。
 今後とも、本会の運営を皆さんの協力のもとに皆さんと共に作り上げて行けるように努力し、日本整形外科レーザー研究会をスタートいたしたく存じます。

1996年9月                

第1回日本整形外科レーザー研究会
会長 米澤 卓実


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