カキの特徴 カキ類は「海のミルク」といわれるほど、栄養価の高い食品です。 肝臓の働きをよくするグリコーゲンを多量に含み、発育に不可欠な鉄や銅などの無機質脂溶性 および水溶性のビタミン類も豊富です。 「Rのつかない月にはカキを食べるな」というイギリスの諺があり、また日本でも「花見を過ぎたら 牡蠣食うな」といわれています。 これは、五月から八月まではカキの産卵期にあたり生殖巣が発達するため鮮度が落ちやすく 食中毒を起こすことがあるので、それを戒めた諺です。 マガキは卵生なので大丈夫だといわれますが、暑い時期の生食は避けてください。 英語では「カキのように無口な」または「カキのように口が固い」(be close as an oyster) という成句がありカキは寡黙のシンボルとされています。
いるほとんどは養殖マガキです。 各地で盛んに養殖が行われており主な生産地は広島県 宮城県、岩手県などで、産地によって大きさ色に違い があります。 広島産は粒が大形で乳白色です。 宮城産岩手産は中型で青黒いのが特徴です。 市場には殻付きとむき身が出回っています。 従来、むき身は食中毒防止のために加熱用とされて いましたが最近では生食用のパック詰めも増えて います。 殻付きの出荷は宮城産、岩手産が十月からで広島産 は十一月からです。 冷凍ものは一年を通して出回っています。 旬は秋から冬で、この時期はグリコーゲンの量が最多 となり、一段とうま味が増します。 |
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