セラミック活性炭とは?

 

@ 従来から木材資源は炭化して「燃える炭=燃料」にする方法がとられてきましたが、本技術では「燃えにくい炭=セラミック活性炭」を製造するようにしています。
A 出発原料は従来廃棄処分されていたような間伐剤、建築廃材、製材工場の廃材、街路樹の剪定材、豆腐の搾りかす、などの可燃性の材料ならすべて使えます。
B 間伐材などは予め粉砕しておがこ状態にした後、特殊なセラミック材料と混合してやります。この混合材を炭化炉に投入して約800度C以上の高温で燃焼させます。燃焼は、最初だけは重油などで着火させますが、一度燃焼が始まれば後は間伐材などの原料自身が自己燃焼(自燃)しますので燃料経費は少なくてすみます。
C 炭化炉内部で加熱され炭化した製品を「セラミック活性炭」(またはセラミック炭)と呼んでいます。このセラミック活性炭は内部の空隙率が約80〜90%もあって表面積が大きく、吸湿性、吸水性に優れた性質を示します。
D このように出発原料が間伐材、廃材などでありながら、製造されたセラミック活性炭は大変有用な素材になっていますので、用途は限りなく広い範囲に考えられています。すでに建築分野での床下散布、壁材、室内空気の清浄剤、排水処理材などに使用実績が生まれています。これからもセラミック活性炭の特性を活かした用途が一層拡大されるものと期待されています。

 

 

 

    セラミック活性炭設備の概要  

セラミック活性炭製造設備は次のようなフローになっています。
おがこが既にあるような場合には、おがこ製造装置が不要になるので設備投資が小さくなり有利です。

  

原料

間伐材

廃材 など

粗粉砕装置

オガコ製造装置

(セラ混合)

炭化装置
充填機器
    廃材の場合には粗粉砕と共に金属片などを除きます。   炭化に適した形状に粉砕します。されに特殊セラミックを混合して炭化しやすく調整します。   炭化は自動的に進みます。原料が装置前方から入り、炭化後、後方から排出されます。   生産されたセラミック活性炭を容器に充填します。

 

 

 


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