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 中世城郭の歩き方 @

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其ノ一 基本知識と楽しみ方


2009.3月








■中世(鎌倉・室町・戦国)城郭は400年以上も前に築城され、現在は樹木が茂り、地盤も崩壊し、城郭はただの山のように見えます。基本的な知識を持って探訪すると、ただの山が史跡の山となります。
 中世城郭は、自然地形を巧みに利用した山城(図)が主で、山頂部を平にして曲輪(くるわ、白い部分)を築き、周辺を土塁、堀(竪堀、横堀)、崖、帯曲輪(帯状の平坦地)などで囲った城郭であるといえます。中世の「城」は、まさに漢字の成り立ちの如く、土から成るもので、近世城郭に特有な天守閣や石垣は存在せず、素朴な城です。
 中世城郭は、石岡市には40ケ所以上あり、身近な存在です。成り立ち、城主や合戦などを調べると歴史に親近感が沸き、秘話、怨念や伝承に思いをはせると、なお探訪が楽しくなり、探訪の度に新しい発見もあります。これが中世城郭探訪の魅力です(長谷川 功)


まちかど情報センター情報紙「うきわく」50号より引用